【書評】勉強が嫌いな貴方に贈る勉強法_「レバレッジ勉強法」By本田直之

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photo credit: Martin Whitmore via photopin cc

 「勉強」という言葉を聞くと、どうしても瞬間的に拒否反応を示してしまう人が多いと思います。
 これは、学生時代に先生や親、はたまた世間の常識的な風潮から追い立てられるようにして「勉強されられた」経験、そして、社会人になっても仕事上必要に迫られて「勉強しなけらばいけなかった」経験などからくるマイナスなイメージがあるからでしょう。
 しかし、僕たちはある意味、一生、なにかしらを「勉強」し続けなければいけません。仕事で昇進するため、より良い収入を得るため、充実した私生活を送るため、その目的は人それぞれかもしれませんが…。
 それなら、こうは考えませんか?
「どうせ勉強する必要があるなら、より良い勉強方法で、効率的に学びたい」と。
 僕らは義務教育を含めて、「勉強」自体は多くしてきていますが、そのくせあまり「勉強方法」は習っていない気がします。社会人には社会人なりの効率的な勉強方法があります。しっかり、その方法論を知ったうえで勉強を始めたほうが、きっと成長の角度も異なるはずです。

 現在、国家試験に挑戦していることもあり、何かヒントがあればと思い、勉強本も時々読むのですが、レバレッジ・シリーズで著名な本田直之さんが出版されている「レバレッジ勉強法」は、資格試験のためというよりも、社会人として自分の価値を上げるためにはどういった勉強をどうやってするべきなのか、ということが具体的な教材なども提案されていて非常にわかりやすかったので、そのなかのいくつか気になった箇所をご紹介させていただきます。

勉強の「目的」がきっちりフォーカスされれば勉強は続く!

 本書ではまず「勉強」とは何かを3つに分類して定義しています。

①試験、資格
合格することによって次のステップに進む
②知識、ノウハウ
ゴールはないが、自己成長やキャリアアップに役立つ。
③情報
ゴールはないが、仕事や生活に役立つ。(P15)

「勉強」と聞くとつい①を思い浮かべがちですが、実は②③も勉強に該当します。そして、②③は経験が活かせるぶん、大人になってからのほうが効率よく勉強できるのです。つまり、人生経験があるだけレバレッジがききます。だから、「もぅ若くないし、今更勉強なんて…」なんて思うのは勿体無いですよ!
 ただ、そうはいっても社会人になると、自由に使える時間も少ないし、お金だって際限なく使えるわけじゃないですよね。だからこそ、勉強を始めるときに特に意識すべきことは、勉強をする目的にフォーカスすること。その際に必要な考え方が下記の2点です。
①勉強は投資。リターンを考え、損得勘定をきっちりする。
②「現状の自分」と「目的達成後の自分」のギャップを明確にする。

ここをまずきっちり決めないと、必要がない「無駄な勉強」もやるはめになってしまうのです。何を勉強するか決める前に、まず、なぜ勉強するのかをハッキリさせるべきなんですね。
 その上で、何を勉強するか決めるが良いそうですが、本田さんはレバレッジの効く「主要三科目」として、①語学②IT③金融知識を上げています。
 確かにこれらの知識は、よくビジネス書等でも必須知識として挙げられますが、誰もが必ずしも勉強しなけらばいけないというわけではないと思います。自分の置かれた状況にあわせて、自分に必要なものをピックアップすべきでしょうね!
 ちなみに僕は現在、将来自分が描く税理士像に近づくために、①税務会計②IT③英語を主要三科目に設定しています(^_-)-☆
 ただし、注意すべきことは、一度設定した目標も、時間がたつと変わる可能性があるので、定期的に見直しをすることも大切だそうです。

勉強嫌い、面倒くさがりだからこその「仕組み化」

 勉強の目的を明確にし、勉強することを決めたら、いざ勉強を始めるわけですが、最初の頃は高かったモチベーションも日を追うごとに低下し、3日坊主とまではいかないものの、目標を達成する前に挫折してしまった経験は誰にでもあるはずです。
 本田さんも、本書の冒頭で、
「わたしは勉強が大嫌いです。」
と書かれていますが、嫌いだからこそ、本田さんは勉強を継続してできるように、アレコレと試行錯誤されてきたそうです。その試行錯誤のなかで生み出したコツは「勉強をする仕組み」を作ってしまうことだと述べています。例えば次のようなことです。
①「マニュアル人間になる」
 資格試験なら合格者、ビジネスマンなら成功者など「先人達の知恵」をビジネス書やセミナー、学校などを通して拝借し、時間の短縮を図る。
②「パッシブ思考からアクティブ思考へ切り替える」
 能動的な思考に切り替えるだけ。なんとなく、やったほうがいいからやる、というのもパッシブ思考。
③「スケジュールを型にはめ、数値管理する」
 学生時の時間割表のように、スケジュールをある程度固定化すれば、無意識に動けるようになり、タスクを数字にし、実行したことを記録するという数値管理で効果があがる。
 僕もここ1年程は勉強時間やノルマを管理しようとログをとったり、1日にこなすべきノルマを明確にしたりとあれこれ試してみていますが、数値管理をしっかりしている期間と、曖昧にしていた期間とでは、明らかに効率に差がでるので、数値管理は重要ですね。
 また、アクティブ思考で取り組むのは、自分ではできている気になっていても、日々のルーチンなど意外と「なんとなくやっている」というパッシブ思考でやっていることは多いので、気を付けないといけませんね!

「情報の勉強」もアクティブ思考でインプットするとレバレッジがきく

 本書では勉強を3種類あると定義していますが、そのなかでも、社会人になると必要とされるのが「情報を勉強する方法」ではないでしょうか?
 少し前(といってももうだいぶ前になりますが…)ネット全盛になる前はまだ自分に必要な情報を選びやすかったかもしれません。ただ、現在は魅力的な情報がこれでもかこれでもかと勝手に目に耳に入ってくるので、逆に本当に必要な情報を選択するのが難しくなってきていると感じます。

 ビジネスパーソンの課題は、巷に氾濫する情報のなかから、必要なものだけをいかに効率よくピックアップするかというものです。(P168)

 たからこそ、「何をインプットするのか?」ということが今の我々には重要になってきています。この「選び方のコツ」としては、次のようなことが挙げられています。
①媒体(新聞・雑誌・サイト・人など)を選ぶ。その際に、信頼性のある情報源かどうかも確認。慣れないうちは、複数の情報源から同じことを調べることを大切。
②「良い情報」を選ぼうとしない。必ずアクティブ思考で「良いもの」ではなく、「自分に必要なもの」だけを選ぶようにする。

 ネット見てると、世間的には「無名の個人」でも、非常に魅力的な情報を発信されている方はたくさんいらっしゃいますし、自分は興味がなかった分野のことを非常に分かりやすく解説してくれているサイトもたくさんありますし、ついつい「良い情報」に目がいってしまい、想定外の時間を費やしてしまうことが多々あります。
 その時は、「役に立つことをしったぞ!」と満足するのですが、いざ、その知識を自分の将来にいかせるかどうか考えると、実は使う場面がない、ということが多々あります。
 本当に自分の将来に役立つ、リターンに直結する情報は何なのか、アクティブ思考で吟味し、事業仕分けならな、情報仕分けを定期的にしていくことが必要なんでしょうね。


 今回は取り上げていませんが、本書には、資格取得受験者向けに「どんな試験にも受かるテクニック」、英語を身につけたい人向けに「挫折しない英語マスター術」といった章も設けられていますので、ビジネスパーソンだけでなく、学生など若い世代の方にも有益な情報が詰まっています。
 特に本書では、本田さんが実際に使用した教材やコンテンツ、文房具なども実際に紹介されていますので、気になったものは即自分で試してみることができるのも魅力です。
「勉強しなければいけないのは分かってるけど、勉強嫌いだし…」
 という方こそ、「勉強嫌い」の本田直之さんが書いた本書の内容は共感を感じる部分が多いはずです(^_-)-☆

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