言葉には言霊が宿るから!_『いい言葉は、いい人生をつくる』By斎藤茂太

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photo credit: Ehsan Khakbaz via photo pin cc

以前と言ってもごく最近までですが、いわゆる名言」「格言」というものに対して、何か偏見的な見方をしていました。なぜならば、それらの言葉を見聞きしたとき、、「誰でも知っているような当たり前のことを言っているだけじゃん!」「何か綺麗事をを言っているだけじゃん!」と感じていたからです。
昔から、就職の面接等でも自分の強みを聞かれたときなど「私は素直な性格です」と答えていましたが、「いい言葉」を「いい言葉」として受け取ることができていなかったのですから、今思えば、とても素直な性格とは言えませんね(^^ゞ

今回ご紹介させて頂くのは、精神科医でありながら、生涯に渡って多数の著書を発表し続けてた斎藤茂太先生が、人生の楽しみ上手になるコツをまとめたという『いい言葉は、いい人生をつくる』です。

「いい言葉は、いい人生をつくる」の取説

本書に出会ったのは、オーディオブックで佐藤由紀さんの『今すぐ「言葉」を変えましょう』を聴いたのがきっかけです。この本自体にも影響を受け、特に、その本で出会った「いい言葉は貯金、その逆は借金」という言葉を事あるごとに自分に言い聞かせて日々の生活をするようになりました。
そんな訳で、この書籍の中で佐藤さんが影響を受けたと紹介していた本が、今回紹介させていただく『いい言葉は、いい人生を作る』(著:斎藤茂太)と、以前当ブログでも紹介させていただいた『愛されてお金持ちになる魔法の言葉』(著:佐藤富雄)でした。
・過去の記事はコチラ → 言葉が変われば人生変わる_『愛されてお金持ちになる魔法の言葉』By佐藤富雄
今まで小説以外はあまり読んでこなかっただけに、ビジネス書や自己啓発書の類を読むと、その著者の経歴の凄さに驚くことが多々ありますが、本書の著者、斎藤茂太先生もその一人。あの(というか名前だけは学校の授業で聞いた記憶がある程度ですが…)歌人斎藤茂吉の息子さんなんですね、
しかも精神科医で病院の経営者でもあったというだから凄い経歴ですよね。その経歴を知るだけでも、その多忙な生活ぶりが想像されますが、その多忙な中、多数の著書を執筆し、多くがベストセラーになっているというのですから、さらに驚いちゃいました。
しかし、実際に書籍を読んでみると、先生の経歴が凄いからいい言葉に感じるという訳ではなく、先生自身が楽しく生きていることが文章を通して感じ取れるので、読み手にも響くんだろうなぁ、と思いました。
本書の以下の通り全部で6章に分類されており、各章に約10個のエピソードが掲載されています。

・1章 私をささえた「楽天発想」の言葉
・2章 私を変えた「人間関係」の言葉
・3章 私を強くした「エラー逆転」の言葉
・4章 私を明るくした「成功暗示」の言葉
・5章 私をラクにした「お金と運」の言葉
・6章 私を幸福にした「心身健康」の言葉

各エピソードのタイトルになっている「いい言葉」も、またその言葉にまつわるエピソードの中にも「いい言葉」がたくさんたくさんあります。ただ、単に名言コレクターになって「いい言葉だ!」と言葉自体に浸っても仕方ないので、各章から1つずつ、僕が感銘を受けた言葉を紹介させていただきます。

言葉には言霊が宿るから、日常的にいい言葉を使うことが必要なんです

「どうせ」という口ぐせを
「もしかしたら?」に変えてごらん  (1章「楽天発想」より)

僕は表面上は平静を装っていますが、根がネガティブ思考なので、この言葉は非常に刺さります。これ最近は普段の会話でも、ブログを書く時にも意識的に気を付けているのですが、自分の癖なのかネガティブな考え方がついでてきます。僕の場合は「どうせ」よりかは「やっぱ」とか「だって」などを使ってしまいますね。
著者は性格は、芯(不変の)部分と、環境要因などで変容する(可変の)部分があり、ある程度は自分でコントロールできると述べています。だから肯定的、楽天的な言葉を日常的に使うことにより、物事をポジティブに捉えることができるようになってくるのです。

小さなことをほめよう。
同じことでも何度もほめよう (2章「人間関係」より)

社会人になると、学生の頃と比較すると、あまり褒められる事が少なくなるような気がします。仕事の成果にしても、現状で十分ということはないし、常に「もっともっと」と上の数字を求められるためでしょうかね。ただ、反対に自分も誰かを褒めるということが少なくなりました。これは多分、自分に余裕が無いから周りの人のいい面に意識が向かないのだろうと思います。
そう考えると、自分ができないものを他の人に求めるのは良くないですよね。まずは、自分が意識的に誰かの良い面を見つけ褒めるようにすることから始めようと思いました。
その習慣付けのために、「シゴタノ!」さんで紹介されていた「ohlife」というサービスを使って、「ありがたく思うこと」を日々3つ日記に書いています。この習慣を続けていると、本当にちょっとしたことでも他人の良い面に気付くようになります。
シゴタノ! 一日の終わりに「ありがたく思うこと」を3つ書いて幸せをかみしめると、成功する シゴタノ! 一日の終わりに「ありがたく思うこと」を3つ書いて幸せをかみしめると、成功する

何でもないところで転んだ人は、
難所で転ばなくなるものさ。 (3章「エラー逆転」より)

「失敗は成功の母」など「失敗」に関する肯定的な名言や逸話は沢山ありますが、思い通りに人生が進まない状態が長く続いたり大きな挫折を経験すると、「なんで俺ばっかりこんな目にあわないといけないんだ!」って思ってしまいますよね。
でも、そんな時だからこそ、言葉だけでもポジティブな言葉を何度も口にすることが大切です。なぜなら、言葉には言霊があり、何度も口にしていると知らず知らずに、その気になってくることがあるからだそうです。
僕も禁煙をしたのをきっかけにジョギングを始めたのですが、張り切りすぎて膝を壊し、それ以来いまだに調子が良くありません。このときも最初は「せっかく禁煙して体に良いこと始めようとしたのに、なんで怪我するんだよ。あぁ~ぁ、ツイテない」と考えていましたが、最近は、「怪我したのには何か意味があるんだ!」と考え、色々な練習方法を試してみたり、肯定的に捉えるようにしています。

あきらめないことだ。
一度あきらめると習慣になる。 (4章「成功暗示」より)

この項目の中では、ソニーの営業マン達が、小型トランジスタをヨーロッパ市場で営業をするが最初は全く売れなかったが、それでもあきらめず営業を続けたことにより、ついには一躍人気ブランドになったという話が例として挙げられているが、何事も「あきらめないこと」が大切なのは皆さんも分かっていると思います。
ただ、わかっているけど、「あきらめない」というのは結構シンドいんですよね。そんな時ふと頭に浮かんだのが、先日読んだ書籍「潰れない生き方」の中で紹介されていた言葉で「あせらず、くらべず、あきらめず」という言葉。
「あきらめない」という言葉だけでポジティブに前進できる人はいいと思いますが、僕を含め「あきらめない」という言葉が自分に重くのしかかり逆に前に進めなくなってしまうような人は、「あきらめない」の前に「あせらず、くらべず」を足してあげるといいと思います。
うさぎと亀の亀じゃないですが、ゆっくりでも前進してれば、いつかは「達成」できますからね!

欲望に、適齢期はない。 (5章「お金と運」より)

著者は「自分が若いと思っている間は若い」と定義しています。日本人なら誰でもつい、自分のことを謙遜する意味もあってか20代や30代でも「もう歳だよ」と言ったりしますが、先程記載した「言葉には言霊がやどる」とすると、やはり、冗談でも自分のことを歳取ったなんて言わないほうがいいのは明らかですよね。
ここに欲望とは、要は自分がやりたいことなら何でもいいんです。本書では著名な方は、高齢になってからも仕事だけでなく趣味にも沢山の時間を割いていることが挙げられていますが、僕もまだまだこれから学びたいことやりたいことがいっぱいあるので、「欲望に、適齢期なない」に激しく同意です。

ストレスをなくすには、
リラックスを増やすことだ。 (6章「心身健康」より)

人はストレスのない人生を送ることは不可能です。また、ストレスにはマイナス面が強調されますが、心にハリをもたせるというプラス面もあるため、上手くマイナス面だけ回避させるには、ストレスをため込まないで、上手く発散するのが一番です。
そのために著者は薦める方法が「STRESSでストレスをやっつける!」こと。つまりこれは次の頭文字を合わせたものです。
・S=スポーツ
・T=トラベル
・R=レクリエーション
・E=イート(食べる)
・S=スリープ
・S=スマイル

うむ、今のところ、トラベルとレクリエーションとスマイルが足りないですね。ただ、僕の場合はスポーツをすることはかなりのストレス発散になってます。ただ、これが今のことろ怪我の影響もあって全力でできないのが難点なんですけどね(^^ゞ


僕が言葉の力を素直に受入れることができるようになったのは、自分でも意外な感じがするのですが、Twitterを初めてからです。僕は個人的な諸事情により今まで積極的にツイッターを使用していませんでした。やっと最近そこそこ使い方がわかってきて、気になった方はどんどんフォローさせて頂いているのですが、その自分のタイムラインに流れては消えていく言葉達を眺めていると、
「言葉には人を変える力がある」
と感じることが多々あります。ポジティブな言葉に触れるとコチラもいい気分になり、ネガティブな言葉に触れるとコチラも嫌な気分になるのです。何もよくつぶやかれる過去・現在の偉人の「格言」「名言」だけに触発されるというわけでもなく、むしろ普通の一般(?)の方のつぶやきにこそ、その方の考え方や思想を感じ取ることができ、影響を受けることが多々あります。言葉は確かにその人を表しているのです。
反対に、ネットの特性故か批判や非難的な言葉も確かに多いですが、批判的なことばかりを発するひとに対しては、マイナスの印象を持ってしまいます。そしてマイナスの力はプラスの力以上に影響を受けるため、距離を置きたくなります。なにも批判が悪いという訳では決してありません。批判的な視点はとても大切なものですが、それを言葉として発する場合には、その影響を考え、言葉を選ぶ必要があると思います。
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