【税理士試験】 解答のない問題<第11章>

 税理士試験受験生の皆様、こんにちは\(^o^)/
 本日も「財務諸表論」についてのお勉強です。最近、とても参考にさせていただいております暮木先生のブログ「税理士試験 簿記論 講師日記」で出題されていた課題を追っかけて挑戦しているのですが、今回は最新分「第11章」の解答をアップさせていただきます。
 たまにご覧になっていただいてるかたで、ご興味の無い方は今回は黙ってスルーしてくださいな。 m(_ _)m
 「2~3行(←これ大事)で解答をつくってみてください」これが肝です。先日発売された『会計人コース4月号』(3/3発売)の付録(というかこれが僕にとっては本命だったのですが)財表理論対策『スリー・ステップ式 財表理論パーフェクトNavi』も既に使いながら、各論点の本質をしっかり捉えられるよう日々努力してます!

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*解答案は、添削を受けているわけではないので、ご覧になっていただいている方は、参考程度になさって下さいね。逆にご指摘はバンバンして下さいな。よろしくお願いいたします。m(_ _)m
*3/14 解答案を一部訂正しました。
解答のない問題<第11章>
第11章 株主資本と純資産
第1節 純資産の構成
1 株主資本と純資産の関係
問11-1☆☆ 純資産を株主資本と株主資本以外に区別する理由を簡潔に説明しなさい。

(解答案)
株主資本は、出資者たる株主に帰属するものであり、株主資本以外は、資本・負債の評価差額や、株主以外の者に帰属するものであるためである。

 有用な情報である当期純利益を生み出す株主資本は重要なため、株主資本とそれ以外を区別している。
問11-2☆☆ 株主資本の構成を簡潔に説明しなさい。
(解答案)
 株主資本は、株主から拠出された払込資本と、獲得した利益の留保額である留保利益に大別される。

3 剰余金区別の原則
問11-3☆☆ 資本剰余金と利益剰余金とは何かを企業会計原則に即して述べなさい。

(解答案)
 資本剰余金とは、資本取引から生じたものであり、利益剰余金とは、損益取引から生じたものである。

問11-4☆☆ 企業会計上の剰余金の源泉別区別と会社法上の分配規制とで異なる点があれば、これについて説明しなさい。
(解答案)
 企業会計上、本来は分配可能である「利益準備金」を会社法上では配当可能な部分から除き、本来は拘束すべき「その他資本剰余金」が分配可能額に含まれている点で異なる。

第2節 払込資本-資本金と資本剰余金
2 増資
問11-5☆ ストック・オプションとは何か簡潔に説明しなさい。

(解答案)
 ストック・オプションとは、会社の役員や社員が自社の株式を予め定められた価額で取得することを選択できる権利をいう。

問11-6☆☆ ストック・オプションの費用認識の根拠を簡潔に説明しなさい。
(解答案)
 ストック・オプションの対価として、企業に追加的に帰属することになった労働サービスを費消消費したことに費用認識の根拠がある。

問11-7☆☆☆ 自己株式の性格に関する2つの考え方について説明しなさい。
(解答案)
 自己株式については、換金性のある会社財産と捉える資説と、自己株式の取得を会社所有者に対する会社財産の払戻しと捉える資本減少説という2つの考え方があり、制度会計上は、資本減少説に立脚している。

問11-8☆☆ 自己株式処分差益の取扱いを説明しなさい。
(解答案)
 自己株式の処分は、資本増加に該当するため、資本剰余金として処理することが適当であり、また、会社法において、その他資本剰余金と同様に分配可能額を構成することから、自己株式処分差益は、その他資本剰余金に計上する。

問11-9☆☆ 自己株式処分差損の取扱いを説明しなさい。
(解答案)
 自己株式の処分は、資本増加に該当するため、処分差益と同様に資本剰余金の減少とすることが適切であり、また、会社法において、資本準備金の減額を制約しているため、自己株式処分差損は、その他資本剰余金から減額する。

第3節 組織再編-会社の結合と分割
1 合併
問11-10☆ 企業結合とは何か説明しなさい。

(解答案)
 企業結合とは、ある企業(または事業)と他の企業(または事業)が、1つの報告単位となる会計実体へ統合されることである。

問11-11☆☆ 合併をその経済的実態から取得と持分の結合に分類し、その内容をそれぞれ簡潔に説明しなさい。
(解答案)
「取得」とは、当事企業の一方が他方に対する支配を獲得するタイプの企業結合をいう。
「持分の結合」とは、いずれの企業の株主も、他の企業を支配したとは認められず、結合後企業のリスクや便益を引続き相互に共有することを達成するために行われる企業結合をいう。

問11-12☆☆ 取得と持分の結合における会計処理をその考え方とともに説明しなさい
(解答案)
「取得」と「持分の結合」という異なる経済的実態が存在する以上、それぞれに適切な会計処理をする必要があるという考え方のもと、「取得」はパーチェス法により、「持分の結合」は、持分プーリング法により会計処理をする。

問11-13☆☆ わが国で会計処理をパーチェス法によらない企業結合にはどのようなものがあるか2つ指摘しなさい。
(解答案)
 例外的に、持分プーリング法と同じ会計処理が適用されるのは、法律上の組織形態が変わるだけで支配関係には変化が生じないため、「持分の結合」の性格が明白な、共同支配企業の形成と共同支配下の取引の2つのケースである。

問11-14☆☆ のれんとは何か企業結合を例にとり簡潔に説明しなさい。
(解答案)
 のれんとは、被取得企業の取得原価が、引継いだ資産・負債に配分された純額よりも大きい場合におけるその超過分である。

問11-15☆☆ 「正ののれん」の会計処理に関する考え方を2つ説明しなさい。
(解答案)
 のれんの会計処理には、以下の2つの考え方がある。
(a)超過収益力は市場競争を通じて徐々に消滅するため、規則的に償却が必要である。
(b)超過収益力は低下しない場合があり得ることを考慮し、規則的償却ではなく、減損会計で対応する。

問11-16☆☆ 「負ののれん」の発生原因を2つあげ、会計処理に関する考え方を2つ説明しなさい。
(解答案)
 「負ののれん」の発生原因は、認識不要な項目やバーゲン・パーチェスであり、現実的には異常、かつ、発生の可能性が低いという考え方があるためことから、異常利益としての処理が妥当であるという考え方と、正の値であるのれんと対照的に、規則的に償却を行うとする考え方がある

問11-17☆☆ 企業結合に関する会計基準における負ののれんの会計処理を説明しなさい。
(解答案)
 負ののれんが生じると見込まれる場合には、一定の見直しを行い、なお負ののれんが生じる場合には、当該負ののれんを発生した事業年度の利益として処理する。

問11-18☆ 事業分離とは何か説明しなさい。
(解答案)
 事業分離とは、ある企業を構成する事業を他の企業に移転することをいう。

問11-19☆☆ 投資が清算されたものとされる事業分離の会計処理について説明しなさい。
(解答案)
 分離元企業は、対価の株式等を時価評価し、移転した事業の帳簿価額に基づく純資産との差額を移転損益として認識する。この会計処理方法を、売買処理法という。

問11-20☆☆ 投資が継続する事業分離の会計処理について説明しなさい。
(解答案)
 分離元企業は、移転損益を認識せず、対価として取得する株式は、分離された資産・負債の帳簿価額による純資産額で評価する。この会計処理方法を、簿価引継法という。

第4節 稼得資本-留保利益
問11-21☆☆ 配当制限の対象を説明しなさい。

(解答案)
 配当規制の対象は、剰余金の配当の場合と、自己株式の有償取得のうち所定の場合の両方が含まれる。これは会社財産が流出する点では同じであるため、統一的に規制が行われるのである。

問11-22☆☆ 分配可能額の計算上、考慮されるのれん等調整額の計算要素となる資産項目について、その対象に含まれるのはなぜか説明しなさい。
(解答案)
 のれんは個別的な識別が可能な資産ではなく、繰延資産は換金価値を有しないため、債権者保護の裏付けになりにくく、これらの資産に配当制限をすることにより、債権者保護を促進するためである。

第5節 純資産の区分表示
問11-23☆☆ 新株予約権が純資産とされるのはなぜか説明しなさい。

(解答案)
 新株予約権は、返済義務のある負債ではなく、負債の部に表示することが適当ではないため、純資産の部に記載されるのである。

問11-24☆☆ 評価・換算差額等が株主資本以外の純資産とされるのはなぜか説明しなさい。
(解答案)
 評価・換算差額等は、払込資本ではなく、かつ、未だ当期純利益に含められていないことから、株主資本とは区別し、株主資本以外の項目としている。

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