【税理士試験】 解答のない問題<第8章>

こんばんわ。
 今晩の記事も前回に引き続き「財務諸表論」についてのお勉強です。暮木先生のブログ「税理士試験 簿記論 講師日記」で出題されている課題に前回初挑戦してみたのですが、途中参加のためそれまで出題されていた課題①~⑧章分(長い…(;゚Д゚)!があるのでペース上げて取り組んでいくつもりです。
 丁度、来週の財表の演習の範囲が「有形固定資産」だったため、8章にチャレンジしました。いざ解答を作り始めると、理解不足のため時間が掛かりました。全問の解答案と作るまでに2時間半かかりました…。
✽注意ですが、この解答は出題されている問題に対して、僕が作った解答案であり、誤っている箇所もあると思います! もしもご覧になってくださる方は、その点はご注意くださいませ。近いうちに、先生のブログにアップされている解答例を元に、解答を修正する予定です。m(_ _)m 
*3/12 解答案を一部修正しました。
解答のない問題<第8章>
第8章 有形固定資産と減価償却
第2節 有形固定資産の取得原価
1 取得方法別の取得原価
(1)購入の場合
問8-1☆ 購入した固定資産の取得原価について説明しなさい。
(解答案)
 購入した固定資産の取得原価は、購入代価に付随費用を加算して決定する。

(2)自家建設の場合
問8-2☆ 自家建設した固定資産の取得原価について説明しなさい。
(解答案)
 自家建設した固定資産は、適正な原価計算に基づき算定された製造原価をもって取得原価とする。

問8-3☆☆ 借入金の利息を期間費用とし、製造原価に算入しない根拠とその例外について説明しなさい。
(解答案)
 資産の取得源泉の違いにより評価が異なってはいけないため、及び借入金と自家建設資産の対応が不明確な場合には、利子を加算すべき資産とその金額を特定できないためである。ただし、その対応関係が明確な場合には、その資産の稼働前までの期間に限り、取得原価に算入することができる。

(3)現物出資の場合
問8-4☆☆ 現物出資により受入れた固定資産の取得原価について説明しなさい。
(解答案)
 現物出資として受け入れた固定資産は、交付した株式の時価合計をもって取得原価とする。

 現物出資により受け入れた固定資産は、受入資産と交付株式の公正な評価額のうち信頼性の高い金額をもって取得原価とする。
(4)交換の場合
問8-5☆ 交換で受入れた有形固定資産の評価基準について説明しなさい。
(解答案)
 評価基準としては(a)譲渡資産の簿価(b)譲渡資産の時価(c)受入れ資産の時価の3通りが考えられるが、取得した資産を用役潜在価値に基づいて評価する考え方と最も首尾一貫するのは(c)の評価基準である。

問8-6☆☆ 交換利益が実現利益に該当するかを投資の継続・非継続の観点から説明しなさい。
(解答案)
 取得した固定資産が異種資産であれば、それは投資の回収と再投資であり投資の非継続にあたるため、実現利益に該当するが、同種・同用途の資産であれば交換後も投資が継続していると考えるべきであり、実現利益に該当しない。

問8-7☆☆ 同種資産との交換により受入れた有形固定資産の評価について説明しなさい。
(解答案)
 譲渡資産の適正な簿価をもって取得原価とする。

(5)贈与の場合
問8-8☆☆ 無償取得資産の取得原価に関する考え方を示し、資産の本質に即したものを指摘しなさい。
(解答案)
 無償取得資産の取得資産は、(a)支出額がゼロのため取得原価もゼロとする考え方と(b)贈与を受けた時点での公正な評価額とする考え方があるが、用役潜在能力に基づいて評価する資産の本質に即しているものは(b)である。

第3節 減価償却
1 原価配分としての減価償却
問8-9☆☆ 減価償却の意義と目的について説明しなさい。
(解答案)
 減価償却とは、有形固定資産の取得原価を、その耐用年数にわたって一定の方法で費用として配分することをいう。そしてその費用配分を通じて各期間の利益を適切に算定することが減価償却の目的である。

問8-10☆☆☆ 減価償却の自己金融効果について説明しなさい。
(解答案)
 減価償却費は資金の流出を伴わない費用項目であるため、減価償却により、企業内には、それに相当する額の資金が留保されることになる。これを減価償却の自己金融作用という。

2 減価償却費の計算要素
問8-11☆☆ 取得原価を費用として配分する基準をあげ、それぞれ説明しなさい。
(解答案)
 費用配分の基準には利用度と耐用年数がある。利用度とは、資産の総利用可能量のうち各期の使用量の占める割合で費用配分する基準であり、耐用年数とは、資産の取得時点で将来の利用可能期間を見積もり、その期間内で費用配分する基準である。

3 減価償却費の計算方法
問8-12☆☆ 生産高比例法の特徴を説明しなさい。
(解答案)
 生産高比例法は資産の利用度に比例して原価配分を行う方法であり、理論的には最も望ましい計算法である。しかし、計算のためには資産の総利用可能量の合理的な推定が必要となるため、適用可能な資産の範囲は、非常に狭く限定される。

問8-13☆☆ 取替法による費用配分について説明しなさい。
(解答案)
 取替法は、最初の取得原価で資産を計上したまま減価償却を行わず、実際の取替が生じた時点で、それに要したコストをその期間の費用として処理する原価配分法である。

問8-14☆☆ 取替法の特徴を説明しなさい。
(解答案)
 取替法は計算が簡便であるが、費用の過小計上と資産の過大評価が生じるだけでなく、実際の取替が特定期間に集中すると、費用計上も期間的に偏るという欠点がある。

4 減価償却に関する変更
問8-15☆☆ 耐用年数等を変更すべきことが判明した場合の会計処理方法を説明しなさい。
(解答案)
 会計処理には、過年度の償却計算を修正し、その影響を一時に特別損益に計上する方法(キャッチアップ方式)と、過年度の償却計算を修正することなく、変更の影響を変更後の会計期間の減価償却計算に吸収させる方法(プロスペクティブ方式)があり、会計基準ではプロスペクティブ方式を採用している。

問8-16☆☆23 減価償却方法の変更をどのように捉えるかをふまえ、会計処理を説明しなさい。
(解答案)
 原価償却方法の変更を、資産の能力の減少パターンに関する見積りの変更と捉え、過年度の償却計算を修正することなく、変更の影響を変更後の期間で吸収する会計処理が行われる。

第4節 固定資産の期末評価
問8-17☆☆ 固定資産の減損および減損処理とは何か簡潔に説明しなさい。
(解答案)
 固定資産の減損とは、固定資産の収益性の低下により、投資額の完全な回収が見込めなくなった状態であり、減損処理とは、そのような状態が生じた場合に、回収可能額の低下を反映させるように、帳簿価額を減額する会計処理である。

問8-18☆☆ 減損損失の認識が行われる場合を説明しなさい。
(解答案)
 減損の兆候がある場合において、当該資産から生み出される割引前キャッシュ・フローが帳簿価額を下回るときは、減損損失を認識する。

問8-19☆☆ 割引前キャッシュ・フローにより減損損失の認識を判定する理由を説明しなさい。
(解答案)
 測定が主観的になりがちな減損の発生が相当程度に確実な場合にだけ減損損失が計上されるようにするためである。

問8-20☆☆18 減損損失の計上について回収可能価額にふれながら説明しなさい。
(解答案)
 減損損失の認識が必要な資産は、帳簿価額を回収可能額まで減額し、減額分を減損損失として計上する。ここに回収可能額とは、売却による回収額である正味売却価額と使用による回収額である使用価値のいずれか高い金額をいう。

問8-21☆☆ 減損処理後の減価償却と減損損失の戻入れについて説明しなさい。
(解答案)
 減損後の新しい帳簿価額を基礎として、その後の減価償却を規則的に実施しる。減損の戻入れは行わない。

第5節 リース会計
問8-22☆☆☆ ファイナンス・リース取引とは何か簡潔に説明しなさい。
(解答案)
 ファイナンス・リース取引とは、解約不能の条件又はフルペイアウトの条件のいずれかの条件を満たすリース取引をいう。

問8-23☆☆ ファイナンス・リース取引を売買処理する理由を説明しなさい。
(解答案)
 ファイナンス・リース取引とは、その経済的実態が、借手によるリース物件の割賦購入と同じであり、実質優先の原則からすれば、売買取引として処理すべきであるためである。

問8-24☆☆ ファイナンス・リース取引における借手の「リース資産の資産性」と「リース債務の負債性」について説明しなさい。
(解答案)
 「リース資産」は、リース契約により、借手はリース物件の使用収益により経済的利益を享受する権利を得たため、資産性を有する。
「リース債務」は、借手はリース期間にわたってリース料を払い続ける義務を負担するため負債性を有する。

問8-25☆☆ リース料から利息相当額を控除して資産計上額を算出する理由を説明しなさい。
(解答案)
 もし、利息相当額を控除しなければ、同一資産が、通常の購入とリースの場合とで異なった価額によって計上されるという不都合が生じるため。

問8-26☆☆ ファイナンス・リース取引の借手の減価償却について説明しなさい。
(解答案)
 所有権移転ファイナンス・リース取引については、通常の購入や自家建設で取得したものと同様に、決算ごとに減価償却を行う。
一方、所有権移転外ファイナンス・リース取引については、所有期間がリース期間に限定されるため、償却期間はリース期間とし、残存価額はゼロとして減価償却を行う。
↓参考文献です。(今、必死に読んでます!)

財務会計講義
財務会計講義 桜井 久勝

中央経済社 2011-03
売り上げランキング : 22197

Amazonで詳しく見る by G-Tools

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする