レバメモ『どんな時代でもサバイバルする人の「時間力」養成講座』

『どんな時代でもサバイバルする人の「時間力」養成講座

どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書) 小宮 一慶

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2009-11-19
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単行本: 189ページ
■ はじめに
 仕事はすべて、どれだけ働いているかではなく、どれだけアプトプットを出したか、それも質の高いアウトプットを出したか、です。
 というわけで、「時間力」の基本の基本その1は、
「自分の時間を把握していること」
基本の基本その2は、
「自分が行うことを把握していること」です。
 繰り返しますが、仕事は、どれだけの長さ働くかではなくて、限られた時間のなかで、どれだけ、いいアウトプットを出せるか、です。つまり、残業代がつくかないにかかわらず、
「時間の質」に着目して、アウトプットを出しやすい時間に仕事をする。そうした「メリハリのある時間の使い方ができているかどうか」です。
■ 第1章 時間力を高める考え方
自由度の低い仕事をやる気をもってやれるかどうか
 仕事というのは、自由度の低いものです。しかし、
 自由度の低い仕事を、やる気をもってやるか、やる気をなくしてやるか、それが、わたしたちのアウトプットと成長、つまり、腕の上がり方を決めるのです。
 つまり、「仕事」をしているのか、「作業」をしているのか、という話です。会社に勤める若い人ほど仕事の自由度は低いものですので、それをいかにやる気をもって行うかで、仕事から得られるものが大きく変わってくるからです。まずは、「自由度」の問題ではなく、「やる気」の問題なのです。
自分の調子のいい時間帯を知る
 だれでも、やる気がある、言い換えれば、調子がいい時間帯というのがあると思います。この「調子のいい時間帯」というのが、「やる気のでる時間帯」、いわば「アウトプットのパフォーマンスが非常にいい時間帯」です。さらに、調子のいい時間のなかでも特に調子のいい時間として、私は、「スターの時間」と呼んでいます。まずは、
自分のもっともパフォーマンスの高い時間帯がいつなのかを把握しておくこと。これが大事です。その時間帯に、創造的な仕事、あるいは、一気にやってしまいたいやるべきことをすることができるからです。
パフォーマンスの高まる時間帯を最大活用できるようにセッティングする
 次に、その時間帯を邪魔されないようにすることです。邪魔される要因は二つあります。ひとつは他人に邪魔される。もうひとつは本来やるべきでない仕事に邪魔されることです。
 まず、他人に邪魔されないようにする方法ですが、確率的には朝早くのほうが、邪魔されにくいものです。
 次に、本来やるべきでない仕事に邪魔されない方法ですが、これは準備がものを言います。つまりは「段取り」です。調子のいい時間帯を最大活用するための段取りを週間づけることです。ひとつコツを教えますと、会社に行ってやることの段取りを、会社に行く道すがら毎日考えていくことです。さらには、前日の夜でも、その日の朝の通勤電車の中でもよいですから、手帳を見てその日のスケジュールを確認しながら、その日にやるべきこと(To Do)をチェックしておくと、スタートダッシュの差となって現れます。
やる気のある時間とやる気の出ない時間
 やる気の出ないときは、やっぱり、いくら時間があっても、アウトプットの質も量も高まらない…。では、どうするか?
大事なのは、それをまったく持たないようにすることではなくて、その時間をいかに短くするかです。
ネガティブな時間をポジティブな時間にする方法
 では、どのように訓練したらよいか? それは「輪ゴムを使った訓練」です。左手の手首に輪ゴムをはめる。そして、「頭にきた!」とか「こんなことになったら、どうしよう」などとネガティブなことを思った瞬間、その輪ゴムを引っ張って、パチンとやるので。すると、はっとして、怒りや不安の感情が途切れる、というわけです。
やる気がでない本当の理由
 大事なことの二番目は、そして、これは十分条件だと思いますが、目的・目標を持つことです。それによって、やる気の高い時間は、確実に増えます。
目的とは、生きていく限り続く「存在意義」
 目的というのは存在意義で、目標はその通過点、というのがわたしの定義です。
自分の存在意義をどのように見つけるか?
 どうしたら、自分の存在意義を見つけることができるのか?
まずは、短期目標を立ててしまう、ことです。でも、短期的な目標を立てるにしても、ひとつも方向性は必要ですね。おそらくは、そのベクトルの先にあるのが目的です。
■ 第2章 インプットを高めるための技
 時間力を高める「技」には、インプット力、アウトプット力の二つがあります。いちばん大切なのは、良質のアウトプット力をたくさん出すことです。しかし、現実問題として、良質のアウトプットをたくさん出すためには、まず、多くの良質なインプットが必要です。その結果、良質なアウトプットができるのです。
「技」は時間の節約
 インプットにおける「技」として、もっとも重要なのは、最初に基本コンセプトを学ぶ、ということです。遠回りのようですが、これが一番早い。
 つまり、「技」というのは、先人が考えたノウハウです。これまでのノウハウの蓄積です。そういうものは先に勉強したほうがいい、それが、私の基本的な考えです。したがって、「時間力」を高める「技」とは、「私がいままでに考えてくれていた技」を勉強することだったのです。そのためには、自己流にこだわらずに行う「素直」な気持ちが大切です。自己流は基本ができてからやるべきことです。
必要になりそうなことは、コンスタントにインプットしておく
 次に必要になりそうなことはコンスタントにインプットする習慣をつけておくこと、これが大事です。このとき、ただ単にインプットするだけでなく、自分なりに体系立てておくことが重要です。頭の中だけでもよいし、ノートをつくってもかまいませんが、いちばんよいのは、アウトプットすること。アウトプットを前提としたインプットがもとめられれば、体系立てる能力、言い換えれば、論理的思考力も大きく変わってくると思います。
最初にフレームワークを理解する
 ただ漫然と新聞を読んでいて必要なことがインプットされるかというと、そんなことはないわけです。重要なのは、フレームワークをいつも自分の頭の中にもっていること、そして、それをコンスタントにアップデートしていくことなのです。フレームワークはいわば「整理棚」。そこにコンスタントなインプットがあれば、その整理棚にきれいに情報が整理されて入っていくわけです。逆に、フレームワークがなかったら、いくら情報が入ってきても蓄積しません。だから、時間がかかるのです。
覚えるより理解すること
それが、インプットにかける時間を節約する重要な技にとなります。
まず自分がいいアウトプットを与えられる人になる
 次に「人からの情報収集」、これも極めて重要です。ただ、人を選ぶこと、これが非常に重要です。では、どうしたら、そういう知人、友人を持つことができるのか? まず、あなた自身がいいアウトプットをだせる人になること、それに尽きます。自分がいいアウトプットを出せなければ、人からいいインプットを得ることなんてできない。だから、いいアウトプットを差し上げられるように、自分の能力を高める。そしたら、いいアウトプットをくれる人から、インプットをもらえるチャンスが増えてきます。
■ 第3章 アウトプット力を高めるための技
起承転結よりバリューとインパクト
 重要なのは、「バリューとインパクト」です。つまり、文章は、読んでくれる人にとって、価値があるかどうかです。では、どのようにネタを仕込んでいるか? そのためには、普段から感性を高くしておくこと。言い換えれば、アウトプットの必要に迫られている状態できること。そうすれば、ネタは自然と入ってきます
自分の得意な分野のことだけ話す
「自分の得意なことだけ話す」、これは、講演やプレゼンの基本です。
意味ではなくて、意識を伝える
 わたしは、話でいちばん大事なのは、「意識を伝えること」だと思っています。「意味」ではなくて「意識」。意識というのは、実は、文章では伝えきれません。文章は「意味」だからです。では、どうすれば、意識が伝わるような話ができるのでしょうか? これはやはり、話して自身が、これはすこいなあとか、この人素敵だなとか、ふだんから感動していることだと思います。自分が感動していること、自分が信念としていること以外は、聞き手には、決して伝わりません
話す、書く機会を増やす
 書くことにしろ、話すことにしろ、慣れの部分が多いのは事実です。しかし、若いうちは、原稿を頼まれたり、講演を頼まれたりする機会は、滅多にないと思います。この場合、練習方法は、とにかく書くこと話す練習はまだ必要ありません。話がうまくなるいちばんのコツは書くことだからです。
 書くことによって話す力はあがるし、話すことによって書く力はまた上がります

■ 第4章 時間力を阻害する七つの誘惑と実は大切なひとつのこと
【誘惑1】時間があること
 時間が足りないことが、時間管理がうまくいかない最大の理由だと思われるかもしれませんが、現実はその逆! 「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」、まさにパーキンソンの第一法則です。そこで得る教訓は、物事をいつも、決まった時間内に、どんどんやっていく習慣を持つ事。そのためには、やることを、ちょっと多すぎるかなというくらい、たくさん用意していることです。
【誘惑2】時間を決めないで残業をたくさんする
 年収の低い人のほうが残業をしています。なかでも問題なのは「残業している自分が好き」な人。そういう人は、いざというときに瞬発力がでません。だからよくないのです。残業しないことが目的なのではなくて、残業しなくても済む様に、それまでに仕事を終わらせること、できるだけ短い時間で、いかに良質なアウトプットをだすかが重要なのですから!
【誘惑3】簡単な仕事を速くこなして仕事ができると勘違いする
 どんな仕事にも深みがあります。それを自分で学んでいるかによって、差が付きます。どんなことでも常に深く勉強する習慣を持っていただきたい。
【誘惑4】適当に食える
 実際のところ、簡単な作業をしていても、なんとか食べていけます。すると、まあ、これでいいかと思ってします。これは他人事ではありません。ではどうするか? 必要なのは志です。目的・目標です
【誘惑5】夜更かし、不摂生
 夜型で、やっぱり夜にこそ能率が上がるという人はいいでしょう。でも、もし、夜遅くまで飲む生活が当たり前のような生活をしているとしたら、それはやっぱり時間力の敵です。
【誘惑6】だれかが手伝ってくれるだろう甘え症候群
 甘え症候群があると、がんばっている振りをすれば、いずれ誰かが手を差し伸べてくれるからと、本気でがんばらない。では、どうするか? いちばんいいのは、自分にしかできない仕事を持つ事です。つまり、手伝ってくれないというか、まわりが手伝いたくても手伝えないぐらいまで、自分の仕事の質を高めることです。
【誘惑7】適当に仕事をする人をパートナーにえらんでしまう
 いい加減な仕事をする人がまわりにいると、うつってしまう。やはり、朱に交われば赤くなるのです。
実は大切なひとつのこと
 アウトプットの少ない人は、迷っている時間が圧倒的に長い!
では、なぜ迷っているかというと、迷っている間は、決めなくていいから、実行しなくていいから。そうやって、結果がでるのを遅らせているわけです。
■ 第5章 時間力を高める10のちょっとしたコツ
【コツ1】
・やるべきことを時間軸とともに正確に把握する
・空き時間を知る
・朝一番、週一番、月一番にTo Doを書き込む

【コツ2】
・自分の事務処理能力を知る
【コツ3】
・自分の調子のよい時間帯をもっとも想像的な仕事にあてる
・いつも体調を高めておく

【コツ4】
・常にやるべきことをたくさん持っておく
【コツ5】
・何でもかんでもやろうとしない
【コツ6】
・決まった時間に、毎日同じ事をやれる時間を持つ
【コツ7】
・事前の準備をする
【コツ8】
・いつも少しだけ余裕を持つ
【コツ9】
・予備時間を持つ
【コツ10】
・正しい手帳を使う

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